昨今、食育について住民の意識が高揚する中、平成17年7月15日に「食育基本法」が施行されました。この法律は、近年における国民の食生活をめぐる環境の変化に伴い、国民が生涯にわたった健全な心身を培い、豊かな人間性をはぐくむための食育を推進することが緊要な課題となっていることにかんがみ制定されたものです。
特に、食育の推進に当たっては、国民の食生活が、自然の恩恵の上に成り立っており、また、食に関わる人々の様々な活動に支えられていることについて、感謝の念や理解が深まるよう配慮されなければならないとも記されています。 生産過程も大事でありますが、市場で取扱った生鮮食料品等をみなさんの家庭まで運ぶ流通過程についてご理解いただければと思います。
ご存じのように、野菜にはビタミンやミネラル、食物繊維などが、果実にはビタミンCを始めとする多くの栄養素が、また魚類特にアジやイワシ、サバなど青物魚にはエイコサ酸やドコサヘキサエン酸が多く含まれています。小さい時からこのような栄養分えお摂取することが、お子さんの生育にとって重要と言われています。今一度、学校で、ご家庭で、「食」について考えてみませんか。